2018年3月6日
私たちの髪は3つの層に分かれていて、例えるならお寿司の“のり巻き”みたいな形を
しているんです。
髪のいちばん外側にあるのが「キューティクル」。のり巻きでいうと「のり」の役目。魚のうろこのように重なりあっていて、ごはんや具といった中身、つまり髪のうるおいをくるりと包んで守っています。
キューティクルの内側にあるうるおいとはのり巻きのごはんにあたる「コルテックス」です。コルテックスは髪の約90%を占める大切な存在。お米が体を動かす主食ってことと同じですね。
髪には欠かせない水分·油分があるほか、「間充物質(マトリックス)」という大切な栄養素を含んでいます。また、のり巻きの味に深みを出す黒ゴマは、髪の色を決める「メラニン」です。ごはんの中心にはのり巻きの具があります。これが「メデュラ」です。メデュラは髪の芯にあたりますが、その役目はまだ解明しきれていない、神秘的な存在です
。細い髪にはメデュラは存在しません。髪を守るキューティクルが傷むと、内側にあるこんなにたくさんのうるおいが髪から逃げてしまう だから、キューティクルが傷むイコール髪が傷む、といわれるんですね。